絹は吸湿性があるので、周りの雰囲気(湿度や温度)により繊維の水分率が変わり重さが変化します。
湿度が高い場合には重く、乾燥した状態では軽くなります。
繊維の重さを比較する場合には、水分率をゼロにした絶乾重量か正量で比較します。
繊維を105℃の熱風乾燥機で乾燥し絶乾重量を求めます。
正量は絶乾重量×(1+公定水分率÷100)です。
絹の公定水分率は12.0%です。
従って、正量は 絶乾重量×1.12 となります。
他の繊維の公定水分率は次のとおりです。
綿 8.5%
羊毛 15.0%
麻 12.0%
レーヨン 11.0%
ポリエステル 0.4%
アクリル 2.0%
ナイロン 4.5%
ポリプロピレン 0.0%
ガラス繊維 0.0%
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