2008年2月1日金曜日

絹で酵素を固定化する   その1


 絹フィブロイン水溶液と酵素を溶解した水溶液を混合し、シルクフィルムを作る要領で水平なプラスチック板上に混合液を展開し、自然乾燥しフィルムを作製します。このフィルムを50%エチルアルコール中に30分間浸漬して不溶化処理を行い、水洗後乾燥します。これにより、酵素を包括固定した絹フィブロインフィルムが作製できます。

 不溶化処理の際、アルコールの作用で酵素の活性が幾分失われることがあるので、その点を改良した別の固定化方法もあります。

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