2009年7月5日日曜日

シルクスポンジと最大氷結晶生成帯 その5

 冷凍室と冷蔵室が分離されていない直冷式冷凍冷蔵庫を使わないとシルクスポンジは造れないのでしょうか?
 
 他の形式の冷凍装置でもシルクスポンジを造ることは可能です。

 絹フィブロイン水溶液が過冷却現象を生じるより更に低い温度、例えば-20℃に冷却して水溶液を凍結します。次に冷却温度を-5℃に上げ、その状態で1日程度凍結保存を続けます。-20℃で保存したものは解凍すると水溶液にもどりますが、-20℃で凍結後-5℃で保存したものは絹フィブロインが不溶化してシルクスポンジが得られます。
 -20℃で凍結後、-5℃で保存することで、微細な氷結晶が大きな氷結晶に変化し、その変化の際に生じた応力の作用で絹フィブロインが不溶化し、スポンジ構造が生成されたと推定されます。

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