拡散透析においては透析外液をオーバーフローさせることで透析チューブ内と外で濃度差が常にある状態を作り、透析チューブ内から外へ塩イオンの拡散を起こさせ、チューブ内塩濃度を低下させていきます。
拡散+電気透析では透析外液はオーバーフローさせるのではなく電気透析装置へ導入して透析外液中の塩を脱塩して、新しい透析外液として戻します。この結果、拡散+電気透析では透析外液を電気透析で脱塩を行いながら循環させることで使用水量の低減を図ることができました。また、電気透析装置には、絹フィブロインを含む水溶液が直接導入されることはないので、脱塩が進んでも絹フィブロインの凝固で導入パイプが詰まり循環が停止することもありませんでした。
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