2009年8月21日金曜日

絹フィブロインフィルムのプロテアーゼ分解性  その3

 絹フィブロインフィルムの作成

(1) 絹フィブロイン水溶液の調製
 絹繊維を9M臭化リチウム水溶液で溶解。溶解液をセルロースチューブに移し、透析。透析により臭化リチウム(臭素イオンとリチウムイオン)を除き、絹フィブロイン水溶液を調製しました。

(2) 絹フィブロインフィルムの作成
 6%絹フィブロイン水溶液を水平に保たれたアクリル板上に塗布し、自然乾燥で溶媒の水を蒸発させ、絹フィブロインフィルムを得ました。次にこのフィルムをアクリル板よりはがし、50%エチルアルコール中に浸漬後、取り出して乾燥しました。この操作により水溶性であった絹フィブロインフィルムが不溶性に変化しました。

(3) 添加剤を含む絹フィブロインフィルムの作成
 グリセリン、ベタインあるいはポリエチレングリコール600を添加剤として含む絹フィブロインフィルムの場合には、6%絹フィブロイン水溶液中に1%濃度になるように各添加剤を加え、この水溶液を水平に保たれたアクリル板上に塗布し、自然乾燥で溶媒の水を蒸発させ、絹フィブロインフィルムを得ました。このフィルムは既に水に対して不溶性になっているので、エチルアルコールによる不溶化の操作は行いませんでした。 

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